第 5 回
【 大 黒 柱 】

大黒柱は,古民家などで土間と床の境に生活上も構造上も主要な柱でした。
見かけの印象から頼もしさ・安心感を感じさせるだけではなく,
実際に,四方から梁のくる接合部などの断面欠損を考慮して,
あらかじめ太角を使用し耐久性を持たせます。



ケヤキ大黒柱

ケヤキの大黒柱
(床材:桧縁甲板)

準備中

桧丸太の大黒柱
(床材:桧縁甲板)


和風の住宅(写真上)では,室内との調和が自然と生まれます。
洋風の住宅(写真下)でも,自然な色調の室内であれば桧の大黒柱,
落ち着いた色調の室内であれば,ケヤキの大黒柱を使用し,
現代の住宅にも生かし,取り入れています。


 桧の大黒柱

桧の大黒柱
(床材:メープル)
 
ケヤキの大黒柱

ケヤキの大黒柱
(床材:チーク)


大黒柱も,一本一本,手ガンナにより原木から加工しています。

基礎部分も,大きな力を受けるため,一般部分よりも,
大きくとり力を地面にしっかりと伝えます。
さらに,力がしっかり伝わるように,基礎に直接大黒柱を立てます。




構造

直接,基礎の上に,大黒柱を立てます。
  



加工風景

ケヤキの大黒柱の加工風景



基礎

大黒柱の部分の基礎は,
力を受けるため,大きくしておきます。


耐力性・意匠性・頼もしさ・安心感のある
一家の主としての『木』そのものの素材である
大黒柱が,家を守ってくれます。

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