株式会社 田村建設


O邸   ●所在地:佐波郡東村
  ●施工:田村建設
  ●設計:田村一級建築士事務所
  ●施工面積:244.93平米(73.94坪)
  ●工法:木造軸組工法
  ●完成年月:平成14年10月



北山杉の磨き丸太やヒバの二重化粧垂木、木小舞、化粧野地など
数奇屋の技法を採り入れた木組みと三州瓦を葺いた大屋根が美しく調和する。
室内は木曽や吉野のヒノキ、秋田杉、ケヤキなど木の香がいっぱい。



日本三大美林の良材を使った
木の香あふれる家


  青森ヒバ、秋田杉、木曽ヒノキの天然林を日本三大美林と呼ぶ。
  「こうした産地から良材を直接仕入れ、樹種や木の性質を見ながら手刻みで加工しています」(田村社長)。
  自社の大工により墨付け、刻み、手ガンナなど昔からの技法で仕上げた家は、ため息の出るような木組みの美しさ。自らも長年棟梁として家づくりを行ない、社員大工を育ててきたので、構造材はプレカットより高精度にする自信がある。
  青森ヒバは、抗菌性に優れたヒノキチオールをヒノキより多く含有した貴重な材。特注の建具に用いた住まいのかぐわしさは格別だ。樹齢200〜250年といわれる天然の秋田杉は天井板などに用いる。ヒノキは木曽産だけではなく吉野産も、フローリングや柱などにふんだんに使っている。さらに、樹齢1000年を超えた屋久杉を吾妻障子に使うなど、全国各地から良材を原木から3ヶ所の倉庫・加工場に集め「その時期に入る最良の材料を加工して適材適所に使う」家づくりは、効率優先ではなく手間をかけた仕事だ。もちろん洋風の建物も太い無垢材や自然素材を駆使するなど、惜しみなくその技術を投入している。
  29年前に創業して以来、地域に根ざした直接施工でメンテナンス等も含めて小回りの効いた家づくりが佐波東村・前橋市・伊勢崎市・境町などで評判で、地元の小泉稲荷神社など寺社建築も手がける。ふたりの子息が設計・現場監理を担当する専務、大工でもある常務として脇を固め、磨き上げられた腕をもつ大工を社員として擁し、若い見習い大工も育てるなど数十年先まで見すえた盤石な布陣。良材を使った本物の家が建てられる。


HOME会社概要施工例1・ ・ 施工中土地情報建築士事務所素材Mail

完成現場紹介